体の「冷え」をとる方法

以前のブログにも書きましたが、冷えとりの第一歩は、生活習慣の見直しです。

現代人の冷えはライフスタイルによるところが大きいですから、毎日の生活の中に「冷え習慣」がないか点検して、それを「温め習慣」にチェンジしましょう!

では「温活」にはどのようなものがあるかみていきましょう。

心地よさ第一! 炎症部分は温め厳禁!

温めるときに大切なのは、心地よいと感じられることです。

心地よさを感じなかったり、体がつらかったりするのに無理に温めるのはやめましょう。

また、炎症部分を温めるのはいけません。

捻挫や関節炎のように腫れや熱を持っていたり、細菌感染で化膿していたりする部分を温めるのはやめましょう。

なお、通院中の人は、医師と相談してくださいね。

大きな筋肉と3つの「首」を温める

お腹・腰・太ももを温める

体には、ここを温めると効果的に全身に熱が伝わるというポイントがいくつかあります。

まず、お腹(腹筋軍)・腰からお尻(大腰筋、殿筋郡)・太もも前側(大腿四頭筋)の3か所です。

いずれも大きな筋肉があり、血管が多く集まっているので、血液循環によって全身が効率的に温まるのです。

特に、お腹・腰は、内臓を冷えから守るうえでも重要です。

また、太ももは体の中で最も大きな筋肉。

温めて血行を良くすると、脚全体の血液を心臓に戻し、全身の冷えを改善します。

3つの「首」を冷やさない

首・手首・足首の皮下には太い動脈が通っているので、冷たい外気に触れると熱を奪われやすい場所です。

特に、手首と足首は心臓から遠い位置にあり、冷えると指先、つま先の冷えに繋がります。

しっかり温めて、冷えを入れないようにしましょう!

【1】 ペットボトル湯たんぽでピンポイント温め!

ピンポイントで温めたいとき、小型の湯たんぽが大変便利です。

おすすめはペットボトル湯たんぽ。

本物の湯たんぽに比べると、熱の持続時間は短いのですが、温めポイントであるお腹の上で抱えたり、太ももの上に置いたりすれば、小さいながらも全身を温め、冷え性を改善する効果があります。

:ホットドリンク用のペットボトルに、41℃~42℃くらいの(お風呂より少し高め)湯を注ぎ、しっかり蓋をする。

:ペットボトルを湯でしぼったタオルで包む

:②をビニール袋に入れて出来上がり!

【2】 蒸気の温熱で皮膚の深部から温める

首や目を温めながらリラックス

蒸しタオルを顔や首の後ろにあてたときの、何とも言えない心地よさは、美容院などで経験している人も多いでしょう。

蒸気を含んだ温熱は、乾いた温熱より、皮膚の深いところまで伝わります。

それが、リラックス効果をもたらし、副交感神経を優位にし、より温め効果をアップするといわれています。

蒸しタオルを首の後ろにあてると、首や肩の筋肉の血行がよくなって緊張がほぐれ、こりからくる頭痛や、肩こり解消にも効果的です。

また、目を使いすぎたときには、瞼の上に置き、交換しながら10分くらい温めると、疲れが取れます。

首巻き「温タオル」の作り方

①フェイスタオルを水で濡らしてしぼり、ラップで包んで、電子レンジ(500w)で約1分間加熱、蒸しタオルにするなら約40秒間加熱。

※時間は目安です。タオルの大きさ、電子レンジの仕様に合わせて調整してください。

 

②やけどしないようにタオルを取り出し、ラップを外して広げ、再びたたんでビニール袋に入れる。

ゴム手袋やトングを使うと便利です。

※蒸しタオルとして使うなら、広げた時に適温になるまで冷まし、それを直接、首の後ろなどにあてる。

 

③タオルの入ったビニール袋を乾いたタオルの中央に置き、包みます。

 

④温タオルが首の後ろに当たるように、乾いたタオルを巻きます。

【3】 子供には必要以上に厚着をさせない

寒がらなければ薄着で良い!

本来、子供は体温が高めで、冷えとは無縁のはずですが、現代のライフスタイルは、子供の冷えもつくり出しています。

さまざまな要因があげられますが、厚着もその一つであり、ほとんどは、子供が寒いかどうかではなく、親の判断で着せている、とよく指摘されています。

こうした厚着が習慣になってしまうと、体に備わっている体温調節機能は働く機会を失い、必要なときにきちんと機能しなくなるおそれがあるのです。

体温は、自律神経の、交感神経と副交感神経がバランスをとり合いながら、発汗や血流量などを調節することでコントロールされています。そのため、子供のうちに、暑さ寒さをしっかり体感させて、体温調節ができる自律神経を養うことが大切になるのです。

子供の頃は必要以上に厚着をさせず、薄着に慣れさせるのがよいと思われます。

【4】 人工的に冷やした食べ物は摂らない

私たちの食環境には、人工的に冷やしたものが溢れています。冷蔵庫にファミリータイプのアイスクリームやバック入りのジュース、ペットボトルの天然水などを常備している家庭も多いことでしょう。

また、自動販売機やコンビニエンスストアでは、いつでも冷えた飲食物を買うことができ、保冷効果の優れた水筒のおかげで、キンキンに冷やした飲み物も携帯できる、といった具合です。

しかし、食の”温め習慣”の基本は、人工的に冷やしたものを控え、できるだけ体温より高いものを食べたり飲んだりすることです。

当たり前のことですが、冷たいものを照れば体は内側から冷やされ、温かいものを摂れば、内側から温められます。

多くの冷識庫が、冷蔵室で3〜5C、野菜室は約5Cに設定されていますから、30℃くらいの温度蓄があるものを食べることになります。

体は冷たいものが入ってくると、その瞬間に、交感神経が優位になり、血管が収縮して、熱を奪われまいと働きます。

また本来、飲貨物を摂ると、消化吸収をするために、血液が胃や腸に集まってきますが、冷たいものを摂り過ぎると、消化管への血流が滞り、消化吸収、代謝全般に悪影響を及ぼします。

そのうえ、腸が冷えると、体内の免疫細胞の約6割が集まる腸管免疫の細胞活性を低下させるため、全身的な免疫力の低下につながります。

腸の免疫力の低下とアレルギー疾患発症の関係については、よく指摘されています。

【5】 よく噛んで食べると体が温まる

噛むことで熱産生スイッチ・オン!

体温を上げるためには、よく噛んで食べることも大切です。

噛むときにあごの筋肉を使うので、それ自体が熟を生み出す行為にもなりますが、他にも理由があります。

よく噛むことで、代謝が効率よく進み、新たな熱が産生されやすくなるのです。

つまり十分な咀瞬によって、消化酵素を含んだ唾液がたくさん分泌され、細かく潰された食物と十分に混ぜられた状態になって胃から腸へと送られるので、栄養の分解吸収がよくなり、代謝も進むのです。

さらに、よく噛むことが脳の神経系に作用して、熱をつくり出すこともわかっています。

まず、咀喉が歯の根元やあごに分布する三神経の感覚枝に伝わり、さらに、その信号が中脳の咀明中枢を経て視床下部にあるヒスタミン神経系の中枢核に届き、神経ヒスタミンが産生されます。

この神経ヒスタミンが内臓脂肪の燃焼を促すので、熱が作り出されるというわけです。また、神経ヒスタミンは満腹中枢も刺激するので、食欲を抑制し過食を防ぐことにもつながります。

これは脂肪太りの予防にもなります。

脂肪太りは、冷えを招く要因の一つでもあります。

ひと口30回を目標に噛んでみましょう!

普段の食事ではどのくらい噛むとよいのでしょうか。

前述のような「噛む効用」を十分に得るための目姿は、口の中に入れたものを飲み込むまでに、30回です。

もちろんそれ以上噛んでもいいのですが、食べ物をおいしく味わうことと、食事に要する時間を考慮すると、30回がベストといえます。

ケイエット指導でも、ひと口30回の咀嚼をすすめる専門家は多いようです。

最初のうちは自標回数に届かなくても、意識して噛むことで、増えていきます。

まずは、やってみましょう!

【6】 過食厳禁!余分な脂肪は冷えのもと

脂肪太り=肥満の人は、一見、冷えとは無縁のようですが、実は逆に冷えやすいのです。

なぜなら、脂肪組織には血管がほとんど通っていないため、脂肪の厚い部分には熱が伝わりにくく、いったん冷えると温まりにくいからです。

脂肪を減らして、冷えない体をつくるには、食べ過ぎないことが第一です。

よく「腹八分ないしは腹七分を心がけて」といわれますが、普段から食べ過ぎている人は、その感覚をなかなかつかめないものです。

漠然と減量するのではなく、まずは自分の適正なエネルギー摂取量を知り、守ることが大事です。

一般的な家庭料理や外食メニューのエネルギー量が掲載されている本などを参考にすると便利です。

また、過食は、脂肪太りを招くだけでなく、手足などの末端部分の血流も悪くします。

食べ物が胃に入ると、消化吸収するために血液が消化器官へ集中しますが、食べ過ぎると胃が働き続けるため、血演も長時間集中することになります。

すると、手や足など末端部分への血液が減少して、冷えやすい状態になってしまうのです。手足の冷え対策としても、食べ過ぎは禁物です。

食べすぎないために、一口30回を目安に噛みましょう。

よく噛むと、食事に時間がかかることによって、満腹中枢が刺激され、過食予防になります。

【7】 食材の【陰】と【陽】を活用する

東洋医学では、食品を、陽性と陰性に分類して、体調や季節に合わせた食べ方を指導しています。

陽性の食品には、エネルギーをつくり出して循環させる働きを強くする効果があり、体を温め、新陳代謝を高めます。

陰性の食品は、体を冷やし、鎮静・消炎効果をもっています。

また、陽性にも陰性にも属さない中間を、平といいます。

食事で体を温めるには、陽性の食品を積極的に摂ることをおすすめします。

食品の陰陽を見分けるポイントを知って、食生活に活かしましょう。

食材の陰陽の見分け方ですが、基本的に、寒い季節が旬のものは、体を温める陽性食材で、夏が旬のものは体を冷やす陰性食材です。

また、寒い地方で探れるものは陽性、暑い地方で探れるものは陰性です。

「寒い季節や寒冷地では、体を温める必要があるから、陽性食材が探れる」「暑い季節や暑い場所では、体を冷やす必要があるから、陰性食材が探れる」と覚えるといいでしょう。

陰と陽を見分けるポイント

陽の食品 陰の食品
色の濃いもの(赤・橙・黒など) 色の薄いもの(白・黄色など)
固いもの、水分が少ないもの 柔らかいもの、水分が多いもの
地下に向かって育つもの 地上に生えるもの
冬が旬のもの 夏が旬のもの
寒い地方で採れるもの 暖かい地方で採れるもの
ナトリウムが多い カリウムが多い

※現在制作中です

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