当院の施術法

当院の施術法はもともと

・カイロプラクティック

を学ぶことから始まり、その後

・オステオパシー

・鍼灸

を学びました。その後も多くの勉強会に参加し経験を深めるとともに

・独自のメソッド

を開発してまいりました。

 

ですので、よく

カイロプラクティックでボキボキされるのかと思ってたら違ってました

とか

これがカイロプラクティックの施術なんですか?

 

など聞かれるのですが、20年以上現場で実践・経験・考察を繰り返してきた施術法になりますので、

カイロプラクティック、オステオパシー、鍼灸

の考え方を土台としたオリジナルの手法となっております。

 

 

考え方の概論としてはシンプルなもので

  1. 身体の歪みが筋肉に過剰な張りを生み出し痛みに繋がる
  2. 身体の歪みが関節に偏った負荷をかけてしまい、関節や靱帯を傷めてしまう
  3. 身体の歪みが神経を圧迫し、体の働きを低下させる
  4. 自律神経のバランスが崩れることで疲労した身体が回復できず寝ても治らない身体になってしまう
  5. 身体は常に治ろうとしており、術者はその自然治癒力にアプローチすることである

上記の概念をもとに施術を行っております。

各論については各症状別のページで解説しておりますので

そちらをご覧ください。

①身体の歪みが筋肉に過剰な張りを生み出し痛みに繋がる

筋肉は関節に歪みがないとリラックスしていられますが、関節が歪むとそれ以上歪まないように、自分の意志とは関係なく硬くなって関節を守ろうとします。

この時に筋肉の緊張が自分の許容量を超えると痛みの原因になってしまいます。

歪みが取れると筋肉は過剰に関節を守る必要が無くなるため緊張が解けて症状が改善していきます。

②身体の歪みが関節に偏った負荷をかけてしまい、関節や靱帯を傷めてしまう

痛みを出すのは筋肉だけではなく、関節や靱帯も痛みを感じさせます。

筋力が弱って関節にダイレクトに体重が掛かっていたり、歪みの程度が筋肉で支えれる範囲を超えていると、関節やその周りの靱帯が痛み出します。

この場合は筋肉を緩めるだけで改善出来ないことも出てきて、靱帯を緩めたり、直接関節に対する可動域改善が必要なこともあります。

マッサージだけで改善しない症状はここまで深いところまで体が傷んでいる可能性があります。

③身体の歪みが神経を圧迫し、体の働きを低下させる

上記と同じように、筋肉で支えれる範囲を超えて体が歪むと硬すぎる筋肉や骨が神経を刺激するようになりしびれや痛みを出すようになります。

これが神経痛ですが、これも筋肉を解しただけでは解決できない深さまで傷んでいる可能性があります。

神経を刺激するのが、筋肉なのか、軟骨なのか、骨なのか、肥厚した組織なのか色々パターンはありますが、これもマッサージで緩めるだけでは解決しにくいことが多いです。

仮にヘルニアや骨の変形など器質的なものがあったとしても、その傷んだ関節を周りの組織全体でカバー出来るような体作りが必要です。

④自律神経のバランスが崩れることで疲労した身体が回復できず寝ても治らない身体になってしまう

人は日中活動すれば疲労することは自然の摂理です。でもその疲労を睡眠で回復出来ていれば不快な症状は無いはずです。

症状が出ているということは、日中の活動量(肉体的・精神的)が自分の回復量を超えているということが事実です。

人生の中で、無理してでも頑張らないといけない時期もあるでしょうし、一度立ち止まって生活を見直してみることが必要な時期もあるでしょう。

いずれにせよ、当院の理念は寝れば治る体作りです。

当院に来院される方は休んでも回復しないから来院されることが多いので、

活動すれば疲れるけど、休めば回復する。

このサイクルに戻ってもらうことを目的としています。

⑤身体は常に治ろうとしており、術者はその自然治癒力にアプローチすることである

身体は常に治ろうとしています。

良い施術というのは、施術したその時だけちょっとましで、家に帰ると元通りということではありません。

良い施術というのは、その方の自然治癒力にスイッチを入れることが良い施術です。自分の自然治癒力にスイッチが入ると、それから夜寝ている間に自分で自然に回復していくので、

施術した後よりも、次の日、またその次の日の方が良くなってくることが良い施術です。

我々は、その場限りの慰安的な施術ではなく、本来もっているはずの自然治癒力にアプローチする施術を行っております。

カイロプラクティック・オステオパシー・鍼灸

当院の施術の土台となっている

カイロプラクティック

オステオパシー

鍼灸

についてもご紹介させて頂きます。

カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは1895年に米国人D・Dパーマーによって創始されたヘルスケアでアメリカを中心に世界80カ国以上で行われています。

カイロプラクティックの「カイロ」はギリシャ語で「手」。プラクティックは「治療」を意味し、薬や手術に頼らず背骨の構造的機能異常を正すことで様々な神経や筋肉の働きを正常にする施術法です。

一般的によく知られている『バキバキッ!!』と音を鳴らす施術法も代表的なところでありますが、実際には必要な所だけを最小限の範囲で動かすだけなので施術を受けても痛みはまずありません。

カイロプラクティックの概念

背骨の歪み
カイロプラクティックでは「背骨の歪み」が身体に現れる体調不良や疾患の原因であると考えています。

背骨が歪むことで脳から発せられる電気信号の流れが阻害され人間は正常な運動機能と免疫機能を発揮できなくなる。これがカイロプラクティックの基本概念です。

イネイトインテリジェンス
「イネイト」とは「先天的」を意味しこれに「インテリジェンス」を併せて「先天的知能」と意味するカイロプラクティック用語です。自然治癒力と考えてもらって差し支えありません。

脳から脊髄神経を経てすべての器官、組織、細胞へ伝達される神経の流れによって治癒力は発揮されますが、治癒力の低下を招いているのはこのエネルギーの経路で流れを妨害しているから。

その原因を脊椎の可動性に求め運動機能異常を起こしている部位を機能回復させることで、イネイトインテリジェンス(自然治癒力)が発揮されるという考え方です。

オステオパシーについて

オステオパシーとは西洋発祥の施術テクニックで、オステオパシーには古い歴史があり、オステオパシーの医師達は、全身の評価や調整技術を数多く発展させてきました。

それらは手術や投薬で症状を取ろうとする西洋医学とは明らかに異なり、本場アメリカやヨーロッパを中心に 世界中各地で高い評価を得ています。

オステオパシー(Osteopathy)の由来としては、オステオ(Osteo)=「骨」とパシー(pathy)=「病気治療」を合わせた造語です。

施術法は非常にソフトなもので
『えっ、触れられてただけなのに痛みが変化してる!!』
と驚かれることが多いです。

オステオパシーの概念

オステオパシーは人間の体を心臓、腎臓、筋骨格などと分けることなく、それぞれが全て統合された1つのユニットとする考え方です。

神経系、循環器系、筋骨格系、消化器系、泌尿器系など、なにか1つが欠けたとしても人間の体は成り立ちません。

これらはそれぞれが密接に連係して一人の人間の体を作り上げているのです。
オステオパシー施術者はこれらの複雑なユニットの機能不全の原因を見つけることで施術します。

例えば長時間同じ姿勢でイスに座ると、腰に負担がかかる事はもちろん、それによって姿勢の歪みが生じ、仮に首の角度が狂ってしまった場合、首の痛みや頭痛などが生じます。

痛みや不調などは、その構造・機能が損なわれ、身体が持っている補正作用が限界に至る事によって起きます。場合によっては何年もの積み重なりが原因で症状が出ます。

人間の身体は悪くなった所を自然に治そうとします。実は、すべての医療において治癒するのは決して医師ではなく、患者さん自身なのです。

オステオパシーでは上記したように、その問題の原因を取り除き、身体が回復できるチャンスを作り、後は身体が自ら治癒し、健康になっていきます。その健康を見つけ、それを維持できるのがオステオパシーの素晴らしいところなのです。

人間の免疫システムは人類が知っている最も強力な自己防衛力です。風邪はほとんどウイルスの感染によっておこりますが、それから人間の身体を守るのはあなた自身の免疫力です。

痛みや疲労、内臓疾患、精神的ストレスなどによって大きなストレスが与えられ、交感神経が活発になり、末梢まで血液が行き渡らなくなると、酸素や栄養の供給が妨げられ、そして身体に侵入して来た異物を破壊する白血球も行き渡らなくなり、風邪をひきます。

オステオパシーではこの交感神経に働きかけ、また、静脈・リンパの流れを良くします。

カイロプラクティック・オステオパシーの適応例

腰痛・肩こり・首痛の他、以下の症状をお持ちの方にも効果的です。

  • 頭痛、めまい、首の痛み、耳鳴り
  • むち打ち症、背中の痛み
  • 肩こり、五十肩
  • 肘や手首の痛み、上肢のシビレや神経痛
  • 膝の痛み、足首の痛み、下肢のシビレや神経痛
  • 偏平足、外反母址
  • ギックリ腰、腰痛症、腎部の痛み、股関節の痛み、
  • 生理痛、内臓の機能低下
  • 全身疲労感、自立神経失調症、機能性低血糖症

 

鍼灸(はり、きゅう)とは

鍼灸は約2000年前に古代中国で発祥したと言われています。

 

当初は主に怪我をした時の膿を出すために石を削った石鍼と呼ばれる鋭利なものを使用することから始まりました。

その後、動物や魚の骨を用いたり、竹や陶器で作ったりと鍼の形が変わっていき、現代のような金属の鍼が使われだしたのは戦国時代になってからと言われています。

 

日本に鍼灸が伝わったのは6世紀ごろで、朝鮮半島より伝わったとされています。

鍼灸がなぜ効くのか

人の体には病気や怪我をしても自然に回復する自然治癒力であったり、外から入ってきた病原体に対して体を守る免疫機能が備わっています。

体に何らかの障害を受けるとその自然治癒力・免疫力は活性化し、血管を広げて血流を良くすることで新しい酸素や栄養素を患部にどんどん運んで新陳代謝を促したり、異物を排除する免疫細胞を集めて感染を防いだりします。

鍼灸療法はこのような体の反応を利用して、あえて微小な傷を皮膚や筋肉に作ることで血流の促進をはかり、傷んで代謝の落ちた部位の修復を促進します。

 

さらに鍼灸の刺激が皮膚や筋肉に入ると、その刺激が自律神経に影響を与え血流や臓器の働きを調節する仕組みもあります。

その結果、睡眠が改善したり、胃腸の不調が改善したり、免疫系が活性化したりするなど、

自律神経系・ホルモン系の症状にも広範に効果があらわれ病気になりにくい体作りに有効です。

鍼について

「鍼を刺す」と聞くだけで、痛い・怖いと敬遠される方もいらっしゃいますが、鍼灸に用いられる鍼は極細いもので、注射針の穴に2~3本入る髪の毛程度の太さの鍼を使用しております。

鍼にも色々な刺鍼の方法があり、置鍼法・雀啄法・捻鍼法等があり病気や体質によって使い分けています。

ほとんどの方が「えっ、こんなものなの?」と痛みなく受けれることに驚かれます。

灸について

風邪のひき始めや、身体の冷えにはお灸が良く効きます。

お灸は「熱い」「形が残る」とイメージされますが、当院では隔物灸といわれる温灸を使用しておりますので、温かいと感じるぐらいで、痛みも殆ど感じないでしょう。

少し跡が残ったようにはなりますが、数日で消えます。
これは跡を残さないようにも出来ますが、火傷毒素を出す上ですごく大事な事で、それにより免疫力を高め、消炎作用も高めるのです。体に負担を与える事無く、効果的なお灸を致します。

陰陽について

陰陽といいますと

意味が全然分からない・・・。
という人がほとんどなのではないでしょうか。

ですが、これは全く難しい話ではないのです。

陰陽とは2つの相対するものが互いに関係しあって成立しているという例え話なのです。

陽という概念は 『活動するもの』
陰という概念は 『栄養するもの』

陰という言葉を聞くと、「根暗」「弱々しい」「避けたいもの」

というイメージが先行するかもしれませんが体の状態を表す際の『陰』という概念は
体を栄養・滋養し、活動する『陽』のエネルギーを担保するものなので非常に大事なものなのです。

ちなみに元気がなくて活動できない状態を指す場合
活動する陽のエネルギーがないので陽虚と表現したり、疲労した体を修復できなくて活動できない場合は陰虚と表現する場合もあります。

中医学には面白い言葉があってそれは
【陰主陽従】
という言葉。

言葉の通り陽は陰に従っているという意味合いです。

この陰陽を体に例えると
筋肉→陽
内臓→陰

となり、筋肉の活動は内臓の活力が担保していていることになります。

また陰陽の関係性はその対象によって変わるので

筋肉・内臓で陰陽関係だった肉体は対象が心になると
肉体→陽
心→陰

となり心と体に陰主陽従の相互関係が生まれます。

また肉体に対して陰の働きをしていた心はその対象が自然になると
心→陽
自然→陰

となりまたここにも陰主陽従の関係が生まれます。

面白いですね!

WHO(世界保健機構)による鍼灸適応症

WHOが認めている鍼灸適応症は下記のとおりです。

鍼灸は、様々な症状に効果をもたらします。
当院では、皆様の個々の症状に応じて鍼灸施術を行います。

神経系
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症
頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー等

運動器系
関節炎・リュウマチ・頚肩腕症候群・五十肩・腱鞘炎・腰痛
外傷の後遺症(骨折、打撲、むち打ち、捻挫)等

循環器系
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ等

呼吸器系
気管支炎・喘息・風邪および予防等

消化器系
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)
胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾患等

代謝内分泌系
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等

生殖・泌尿器系
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎等

婦人科系
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性
血の道・不妊等

耳鼻咽喉科系
中耳炎・耳鳴り・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎
蓄膿症・咽喉頭炎・扁桃腺炎

眼科系
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目
ものもらい等

小児科系
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食食欲不振、不眠)
小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善等