浮き指とは!?

「浮き指」とは病名・医学用語ではなく、俗称です。

立っている時や、歩行時に、足の指が地面に接地していない事をいいます。

5本とも接地してない事もありますが、どれか1本でも接地していなければ浮き指といいます。

足の指が浮いてしまう事で、足の裏の接地面が指の付け根とかかとの2点になってしまい、重心が不安定になります。(踵に重心がかかる)

重心が後ろになり、不安定になる事で、それをカバーしようとして身体は無理やり安定を図ります。

自分では知らず知らずのうちに、膝は曲がり、背中は丸くなり、顎を突き出すような姿勢になってしまい、多くの不調を引き起こしてしまいます。

例えば

〇外反母趾

〇猫背

〇肩こり

〇膝の痛み

〇O脚

〇冷え性

〇自律神経の乱れ

など

の症状の原因になったりもします。

元々膝が痛い・腰が痛いなどの症状がある方は、身体の軸がズレてしまい、それをカバーしようと筋肉が緊張してしまい、浮き指になることもあります。

浮き指の原因

浮き指は足の裏の筋肉が弱くなってしまっていることが原因です。

 

幼少の頃に裸足であまり生活をしてこなかった。

歩行器の使用や両親などによって過度に転倒を防止されていた。

ベビーカーの使用などで歩く距離や時間が短い。

など

幼少の頃に足の指を鍛える機会が少なかった子供に症状がみられます。

 

老若男女問わず、靴のサイズが合わない事も原因となります。

小さいサイズや先が細い靴によって、指の動きが制限されてしまっていたり、大きいサイズだと靴が脱げないように、つま先を上げて歩行する事で本来の歩行である、指でしっかり地面を蹴るという事ができません。

 

昔は裸足での生活や草履を履く習慣があったため、足の指に力を入れ、地面を指でしっかり蹴るという事ができており、自然と足の指の筋肉も鍛えられていました。

 

現代は便利になり、車や交通網の発達のおかげで歩行が少なくても生活はできてしまいます。

浮き指の改善・予防のためにも、意識的にトレーニングや正しい歩行をしていく必要があります。

病院での治療

浮き指というのは状態を表しているもので、病気でもケガでもありません。

実際指のレントゲンを撮っても浮き指だけでは異常がでません。

痛みがでない事も多いので、病院での治療というのはあまり積極的にはおこないません。

 

昔、ヨーロッパでは男性もヒールを履く文化があり、足の問題には積極的に取り組んできました。

日本は草履や足袋の文化だったため、足の問題が少なく、注目されてきたのはごく最近の話です。

最近になって整形外科などで、足の専門医や足の外来などを掲げている病院も出てきました。

そのような病院では、リハビリ・歩行指導やインソール(靴の中敷き)を用いて足の裏の状態を改善させていきます。

浮き指のセルフケア

浮き指にはタオルギャザーのような、セルフケアが有効です。

足の指の筋力を鍛えることでしっかりしたアーチ(土踏まず)が形成され、重心のブレが無くなってきます。

歩行時にもつま先(親指の付け根)で地面をしっかり蹴る事を意識することが大事です。

 

タオルギャザー

長方形のタオルを床に敷き、足(裸足)を乗せます

椅子に座って(端座位)、足の裏全体をしっかりタオルに乗せましょう(片足・両足どちらでも可)

指で引っ張る様にして、ゆっくりとタオルをたぐり寄せていきます。

足全体を前後させたりしないで、指の力だけで行います。

タオルを全部たぐり寄せるまで繰り返して行いましょう。

回数は人によりますが、20回を目処に足に軽く疲労感が出るぐらいが良いです。

できる方は指で引っ張ったまま、軽く上に持ち上げます。

持ち上げて下す事を繰り返して行いましょう。

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