腰痛と姿勢について

立っているときの姿勢チェック

立っている時の姿勢をチェックしましょう

軽くあごを引いて自分なりにいい姿勢をしてみて下さい。

 

その時に真横から見て

耳から肩

股関節

くるぶし

を結んだ線がきれいなラインになっているでしょうか。

 

これが基本的ないい姿勢のラインです。

 

 

 

壁を使った姿勢のチェック

 

壁を使った簡単なチェック方法もあります。

背中を壁に当てて下さい。

 

この時に

後頭部

肩甲骨

仙骨

 

が壁について腰の後ろに手の入るくらいの隙間があるのが理想です。

腰の後ろに拳が入ってしまうくらいに腰が反っている場合はいわゆる反り腰、出っ尻というやつでよくありません。

逆に手が入らないと腰猫背の状態で腰のカーブがなさ過ぎてこれもダメな状態です。

 

立っている時のチェックポイントは

  • 猫背
  • 反り過ぎ
  • 顎が出ている・逆に引き過ぎ
  • がに股になっていないか
  • 片足に重心がのっていないか
  • 肩に力が入っていないか。姿勢は肩に力を入れるより下腹に力が入っている方がきれいになります。
  • 足の親指の付け根に重心をのせているか
  • 前屈みや中腰を避けれる場合は避ける

立ち仕事の方へのアドバイス

どうしても片足立ちになってしまう場合、わざと内股にすると片方に体重を乗せていることの方がしんどくなります。

あっ、また片足立ちしていた!と気付いたら数分内股で立って修正して下さい。

料理や洗い物中の立ち方

料理や洗い物中に片足立ちになっていることに気付いたら、上記の内股でも有効ですし。太ももを流しにもたれかけましょう。そうすると立つことが楽になり片足立ちを減らすことが出来ますよ。

座っているときの正しい姿勢は

腰痛の原因で多いのはなんといっても座り方

生活の中で椅子や畳に座っている時間って長いですよね。

なのでその座っている姿勢が悪いと体にかかっている負荷は思った以上に強くなってしまいます。

悪い座り方をしていると腰がねじれた所で固まってしまい痛みの原因となります。

普通に座っている状態でも立っているときの1,4倍腰に負荷がかかると言われています。

お尻を前にずらして猫背で座っていると何と1,8倍以上の負荷がかかっているといわれています。

自分はリラックスしているつもりでも実は腰を痛める原因を作っていたんですね。

 

 

 

 

椅子に座る時はお尻を背もたれに付けて深く腰掛けましょう。

軽くあごを引いて腰に前カーブのある状態にします(反ると痛い人はお腹を引っ込めましょう)

椅子が高すぎるのも良くないので、そういった環境の場合は足元に台を置いて調整しましょう。

椅子の上で立膝やあぐらは綺麗な姿勢ではありません。

 

座っている姿勢のチェックポイントは

  • 深く腰掛けていますか
  • 坐骨が椅子に当たっていますか
  • 極端に高すぎる、低すぎる椅子ではないですか
  • 柔らかすぎるソファーではないですか
  • 30分に一度は立ち上がって姿勢を変えていますか
  • 足を組んでいませんか
  • 猫背になっていませんか

座り方のアドバイス

座っていて片方のお尻だけが痛くなる場合は痛む方に重心が掛かっています。

立ち方を含めた姿勢の見直しが必要です。

座っている姿勢は立ち仕事よりも腰の負担が大きいです。30分に1度は腰を伸ばすなりのストレッチをしましょう

足を組むことが良くありません。足を組まない方が楽な生活習慣を身に付けましょう

どうしても腰が曲がってしまう人はクッションを背中に挟むと良いです

パソコンのモニターは視線が水平よりやや下くらいの位置にしましょう

 

 

腰痛とソファー

ソファーは残念ながら腰には悪いです。

リラックス出来て気持ちいい~!

という気持ちもわかりますが、ソファーで座る時はお尻が前にすべって腰が丸まった状態になります。

腰が丸くなるとテレビを見るために顔が前に突き出して、首や肩、背中にも無駄な力が入ってしまうのです。

この状態で長時間座っていると腰の曲がった状態を体が覚えてしまい、筋肉は固くなり、血行は悪くなり体をリセットしにくい状態になっていきます。

どうしてもソファーに座る場合は腰の部分にクッションを当て腰が丸くなり過ぎないように気を付けたり、長時間座ることを避けたりするなどして対策してくださいませ。

 

重いものを持つ時、この時の習慣も大事です

姿勢と同じくらい大切なのが思いものの持ち方です

これくらい大丈夫と安易な姿勢で荷物を持って腰を傷めてしまう事はよくあることです。

大切なことなので気を付けて下さいね

 

 

思いものを持つときは一度しゃがんでから持つ習慣をつけましょう

膝も十分に曲げてお尻を落として下さい

 

持ち上げる時は物を自分の体に近い状態で持ちましょう

自分から荷物が遠い所にあるほど腰には負担がかかります

 

思いものを持つときのチェックポイント

中腰は出来るだけ避けましょう

膝を充分に曲げましょう

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