頸部神経根症

頸部神経根症は頸部神経根から生じる一連の症状で頸部や上肢の痛みからなる。

痛みに加えてしびれ、筋力低下、神経反射の消失なども起こります。

 

神経根を圧迫する原因には

○頸椎ヘルニア

○椎間孔狭窄

○腫瘍

○骨棘形成

○まれに感染

などがあります。

 

症状は痛みやしびれに加えて

刺すような痛み、感覚以上もある場合があります。

症状がきつい場合はミエロパチー(麻痺・脊髄症)を引き起こすこともあります。

この場合、下肢筋力低下・消化管や膀胱傷害を起こします。

 

検査にはMRIが有効です。

ペースメーカーなどでMRIを実施出来ない方はCTかミエログラフィが使われます。

 

頸部神経根の臨床的特徴は

 

C5の場合

首・肩・上肢の前外側の痛み

三角筋領域のしびれ

三角筋と上腕二頭筋の筋力低下

二頭筋反射の異常

 

C6の場合

首・肩・上肢の側面の痛み

母指と示指の背外側の感覚異常

二頭筋、手首の伸筋の筋力低下

腕橈骨反射の異常

 

C7の場合

首・肩・上肢の側面・前腕の外側の痛み

示指と中指と手背の感覚異常

三頭筋の筋力低下

三頭筋反射の異常

 

がみられます。

 

当院では頸椎ヘルニアと椎間関節症に対する施術を合わせて行うことで回復をはかります。

症状について詳しくはこちら

頚椎椎間板ヘルニア

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